アドセンス

インターネット利用の心得

必ず「セキュリティソフト」をインストールする。

※これについては、すでに述べました(「パソコンは習うより慣れろ」)が、大切なことなので再掲します。

パソコンは、インターネットに接続してこそ価値があるといっても過言ではありません。ですから、必ずパソコンにセキュリティソフトをインストールしておきましょう。買ったばかりの時には、無料で1~3カ月くらい使える「お試し版」が付いていることが多いですから、これを利用してみましょう。もちろん、期間が終了したら、有料のものに更新することを忘れずに。

無料のセキュリティソフトもありますが、安心のための保険だと考えれば有料のものを使うほうがいいと思います。

また、Windows(ウィンドウズ)の場合、「OSを更新する必要がありますよ」というメッセージが出てくる時があります。このメッセージが出てきたら、速やかに更新するようにしましょう。

個人情報の扱いは慎重に

「個人情報」とは、「個人」が特定されてしまう情報です。氏名や生年月日のように変更することができない情報、住所などのように簡単に変更できない情報などの扱いには、特に注意しましょう。あなた自身だけではなく、家族や友人、知人などの情報も同じです。電話番号やクレジットカードの番号、マイナンバーの番号などは、変更できますので、万が一のときには、速やかに手続きを行いましょう。

また、SNS(FacebookやTwitter)やブログなどでは、特に注意が必要です。「石橋を叩いたら、這って進む」くらいの慎重さがあってちょうど良いと、私は考えています。また安易に自分や家族、自宅周辺を移した写真や動画などもアップロード(投稿)すべきではありません。SNSでは、かなり無防備な人も大勢いて、こちらが心配になってしまうときもあるほどです。「みんなやっていることだから(大丈夫)」と考えることほど愚かなことはありません。これらの行為は、かなり危険なのだということを認識しておきましょう。

むやみに登録をしない

サービスを申し込むために、会員登録をすることがあります。有料の時には慎重になっても、無料の時にはついつい、「無料だから」と気軽に登録してしまいがちです。しかし、無料期間が終了した後に自動的に契約となってしまうサービスもたくさんあります。あるいは、無料お試しを申し込むと、次の月からは定期購買となってしまう商品などもあります。

そうしたことに関する注意書きを、あえて見えにくいデザインで表示する悪質なサイトもあります。そうでなくとも、人はついつい、自分に不利益な情報ではなく利益のある情報に注意が向きがちです。あとから見ると、ちゃんと書いてあったなどということはよくあります。

ですから、「無料」といってもどこまで無料のサービスなのかはしっかりと見極めてから、サービス申し込みの登録をしましょう。

パスワードは使いまわさない

インターネット上のいろいろなサービスを利用するためには、登録という作業が必要です。その際には、「パスワード」を設定するように求められることがほとんどです。しかし、このパスワードというのが厄介。

何しろ、そんなにたくさんのパスワードは覚えていられません。ついつい、私も同じパスワードを使いまわしたり、長い間変更しなかったりしてしまいます。とはいえ、それは安全なことではないとわかっているので、パスワードを変更するのですが、そのたびに「アレ?何だっけ?」となることもしばしば。

そうした手間が面倒くさくなり、自分は大丈夫だろうという間抜けな過信と油断が出始めたころ、Yahoo(ヤフー)とLine(ライン)、Google(グーグル)のアカウント(そのサービスを利用する権利)を乗っ取られそうになりました。面白いことに、一度起きると立て続けに発生するんですね。幸い、いつもと違う場所やデバイス(パソコンやスマホなどのこと)からアクセスがあったときには、メールで知らせがくるように設定してあったので、事なきを得ましたが、あわててパスワードを変更しました。

やはり、パスワードは安易なものや同じものに設定しないようにすることが大切です。

メールはかならず発信元を確認してから開封

インターネットを使用していると、いつのまにかどんどんメールが送られてくるようになります。そうしたときに、「これ誰?」とか、「この会社名何?」とかいう発信元や、「あなたが好きです」「あなただけに連絡しました」なんていうタイトルがついたメールは、うかつに開けないようにしましょう。覚えがないなら、無視するのが一番です。開封せずに、さっさと削除してしまいましょう。

こうしたメールには、個人情報を抜き取ったり、パソコンを誤作動させたりするような「ウィルス」が添付されていることがあります。最悪の場合、パソコンそのものが壊れたり、あるいはパソコンを乗っ取られたりします。

セキュリティソフトをしっかりと入れておけば、こうしたメールのときには「開封しちゃダメ!」というメッセージを出してくれます。

共有のパソコンは使わない

これは、たとえば、ホテルなどに置いてあるような共有のパソコンでインターネットを使う場合のことです。特にアカウント(そのサービスを利用する権利)を必要としないホームページの閲覧などはかまわないのですが、メールのチェックなど個人情報にアクセスする場合には、用心が必要なのです。

もちろん、共有のパソコンでも個人情報にアクセスすることは可能ですし、そのための対策もあります。ですが、初心者さんのうちは、これはやめておいた方がいいでしょう。

ちなみに、職場の共有パソコンでは、個人的なホームページの閲覧(仕事に無関係な閲覧)などもしないほうがいいです。画面を閉じても何を見ていたのかバレバレですから。

一人で悩まない

自衛していても万全ということはありません。常に「想定外」は起こりうるのです。そうしたときに一人で悩まないこと。あなたの対策が不十分だったり、考えが甘かったりしたのかもしれません。ですが、まずは、家族に相談しましょう。厳しく叱られるかもしれませんが、事態はそれ以上悪くはならないはず。

それでも、どうしても家族にも相談しにくいという場合もあるかもしれません。そんなときには、インターネット上のトラブルについて相談を受け付けてくれる公的な機関があります。そうしたところに相談してみましょう。

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インターネットのトラブルは、一人一人で考えれば、頻発するようなものでもありません。大切なポイントはトラブルになったら、深刻な事態になる前に速やかに手を打つことです。その対処の方法について簡単に解説します。