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LAN(ラン)とWi-Fi(ワイファィ)とは

LAN(ラン)ってつまり、なに?

横文字です。横文字ついでに、略称ですので正式になんというか書いておきましょう。Local Area Network のことです。カタカナをふると、ローカルエリアネットワーク。そう、LAN(ラン)とは、ローカルエリアのネットワークなんです。……といってわかるようなら誰も苦労はしないわけです。

インターネットは、「通信回線」を使います。通信回線につながっていなければ、インターネットは使えません。これはパソコンだろが、スマホだろうが同じです。

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インターネットの基本について理解しておきましょう。大切なのは「情報」のやりとりをするのが目的であるということです。

この通信回線というのは、すべての道がローマに通じるように、世界中とつながっています。が、タダ(つまり無料)ではありません。こんなすごい技術、タダで使えるわけなんかないんです。ですから、インターネットを使いたいと思ったら、その回線を自分の家に敷設しなければなりません。つまり、自分の家にも情報の高速道路のゲートを作る、ということです。高速道路と同様に、ゲートで一定のお金を払うことによって利用できるのですね。

この「自分の家専用(ローカルエリア)のゲート(ネットワーク)」が、ローカルエリアネットワーク(LAN ラン)です。

ちょっと乱暴な説明ですが、この理解で十分です。

ゲート(ルーターという機械です)とパソコンをつなぐためにケーブルを使うのが、有線LAN(ケーブル=線が有るから)、線を使わないのが無線LANです。

有線LANは物理的に確実につながっていますから、「つながらないなあ」なんてイライラはありません。でも、ほとんど固定されてしまうので別な部屋でパソコンを使いたい、なんていうときには不便です。ケーブルでごちゃごちゃになることも多いので、家庭では姿を消しつつあります。しかし、オフィスなど固定された場所で使うようなときには、まだ多く利用されています。

一方、無線LANは、基本的に電波が届くところならどこでもインターネットに接続できます。しかし、家電の近くや2階の部屋など場所によっては、電波が届きにくく「つながらないなあ」というイライラが発生します。

ついでに説明すると、Wi-Fi(ワイファイ)とはこの無線LANに接続する技術のことです。つまり、無線LAN(ラン)=Wi-Fi(ワイファイ)と、理解しておけばOKです。

カフェなどでは、「無料でWi-Fi(ワイファイ)を使えますよ」という案内を掲示しているところも増えてきました。そのお店で設置した回線(ローカルエリア)を、無料で自由に使っていいですよ、ということなのです。

無線LAN(ラン)=Wi-Fi(ワイファイ)のデメリット

スマホやゲーム機など、パソコン以外でもインターネットを利用することが増えてきたため、無線LAN=Wi-Fiがずいぶんと普及してきています。とても便利なのですが、いくつかリスクもあります。

インターネットにつながりにくいこともある

電子レンジなどの家電を使っていたりすると、インターネット回線につながりにくくなります。そうなると、ちょっとイライラしますね。また、建物の構造や、ルーターの設置してある場所によっては、家の中でもつながりやすいところと、つながりにくいところとがあります。場合によっては、「中継機」といわれる別な機械を設置しなければならないこともあるんです。

セキュリティに注意

さらに、無線LAN=Wi-Fiに接続する際には、あなたの家で設定したIDとパスワードを入力しなければなりません。この管理をしっかりしておく必要があります。基本的に電波が届けば回線を使うことができてしまいますので、パスワードを盗まれてしまうと、お隣さんに自宅の回線を無断で使われてしまう、なんてことも実際にあるのです。お隣さんに限らず、通りがかりの見ず知らずの人に無断で使われることもあります。ですから、自宅の無線LAN=Wi-Fiのパスワードは、簡単に他人に漏らすべきものではありません。万一、漏れたかな?というときには、速やかにパスワードを変更しましょう。

公衆の無線LAN=Wi-Fiにも注意

通信会社が提供している公衆の無線LAN=Wi-Fiや、カフェなどのお店に設置されている公衆の無線LAN=Wi-Fiも多くなってきました。こうした回線を使えば、通信料が抑えられます(つまりタダ)ので、外出先でスマホやパソコンを使うときにはとても便利です。

しかし、なかにはあなたのスマホやパソコンにある情報を盗もうとする悪質な回線もあります。提供元がよくわからないような回線は使用しないようにしましょう。初心者さんなら、うかつには接続しない、という心構えがベストです。